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こんにちは♪
ゴールデンウィークまっただ中。みなさま、連休はいかがお過ごしでしょうか?
さて、前回、前々回に引き続き、「婚礼衣裳解説スペシャル」をお届けいたします!
第3弾は和装小物の世界についてふれていきます★
花嫁特有の和装小物には意味があるものが多く、おふたりとご両家の幸せへの祈りが込められているものもあります。
代表的なものをいくつかご紹介しますね!
まずは“懐剣(かいけん)”
懐剣とは、武家の女性が護身用に持っていた短刀のこと。
護身用に短刀を携えていたのには、
武士の娘として恥じぬよう、自分の身は自分で守る、
そんな意味があったそうです。
そのことから、花嫁の和装小物“懐剣”には「自分の身を守る」という意味が込められています。
また、天皇が譲位される際に受け継がれる“三種の神器”のうちのひとつにもある“剣”。
そんな“剣”には「邪気を払う」という意味があります。
花嫁にとって「魔除け」の意味もあるんですね。
2つめは“筥迫(はこせこ)”
江戸時代、武家の女性が鏡やおしろい、懐紙などを入れていたいわゆる化粧ポーチです。
「いつまでも美しく」という意味を持っています。
ここでおすすめなのが、“筥迫の儀”。
花嫁支度の仕上げとして、お母様からの手紙とお守りを入れた筥迫を
着物の胸元に差し込んでもらう儀式です。
ぜひ、大切な方にお願いしてみてはいかがでしょうか。
そして3つめは“末広”
扇子のことで、末広がりの形状であることから、「おめでたい」縁起物として身に着けられます。
ただし、ここで気を付けたいのは、開いて使うことはNG。
とじたまま、指先をきれいに添えてご使用くださいね。
4つめは“抱え帯”
帯の下に結ぶ細い帯で、本来は着物の裾をたくし上げるものでした。
たくし上げて女性の軽快な動きを可能にしたことから、「自由」を表しているとも言われている小物です。
現代では装飾的な意味で用いられます。
5つめは“帯締め”
婚礼衣裳以外にも用いられる帯締めですが、
花嫁には中に綿の入った「丸絎(まるぐけ)」というものを使います。
丸絎には「永遠に続く幸せ」という意味があります。素敵ですよね!
ふっくらとしていて女性らしい印象を強めてくれます。
花嫁の和装小物といったら!な代表格を、いくつかご紹介いたしました☺
和装は小物の色などの組み合わせで幅もぐんと広がります!
ご自身らしいコーディネートを考えてみてくださいね!
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